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2003年2月、熊本市に百貨店・くまもと阪神(株式会社県民百貨店くまもと阪神、熊本県熊本市桜町3-22、tel096-322-1111)が新たに誕生したことは、新聞などでご存じの方も多いだろう。くまもと阪神というだけあって、当然の事ながら7階に素晴らしいタイガース・ショップも展開されている。 熊本といえば、郷里の生んだ名選手であり名監督の川上哲治氏(熊本工出身)が居るだけに、昔からの熱烈な巨人ファンが多い土地柄である。しかし、くまもと阪神にお勤めの方の中には、全国の阪神タイガース・ファンが泣いて喜ぶようなトラキチもおられる。今回は、その一人である澤村茂年さん(外商企画ご担当)をご紹介しよう。
澤村さんは少年の頃、熊本・藤崎台球場に阪神対大洋の試合を見に行ったとき、田淵・江夏・藤田平らのサインをもらって以来、熱烈な阪神タイガース・ファンとなった。 周囲が巨人ファンだらけの中で、福岡ドームや福岡・雁ノ巣球場へウエスタンリーグの応援に行くなど、まさに虎軍奮闘を続けている。テレビ中継は阪神−巨人戦と、たまにNHK放送があるだけで、決して恵まれた環境ではないが、インターネットで阪神情報を拾い、自宅でケーブルTVを観て、タイガースへの熱き思いをかきたてている。
10年前、長男が生まれたときに、澤村さんは「猛虎(たけとら)」と名付けたかったのだが、奥様(なんと熱烈ジャイアンツファン)に反対されたため、それと気づかれぬよう「大雅(たいが)」にしようと提案する。最初奥様は気が付かずにいたが、カタカナで書くとタイガーであることが途中でバレてしまう。それでも何とか妥協をしてもらい、めでたく大雅君が誕生した。
今年のタイガースへの期待は、「優勝あるのみ」。くまもと阪神でセ・リーグと日本一の優勝セールを2回やって、地元のお客様に喜んでいただくのが夢である。G党ひしめく街でお客様の熱烈な支持をいただくまでには時間がかかるかもしれないが、野球教室や九州唯一のタイガース・ショップなどを盛り上げて、地元に地道に根付く百貨店になりたいと心から願う。トラキチ黄金列伝の読者の皆様には、是非一度くまもと阪神を訪れていただきたい。
大雅君はすくすくと成長し、今年小学校の野球部に入るが、母親の影響もあり巨人ファンになりつつあるらしい。世の中は思い通りにならぬことが多いが、それでも澤村さんの阪神に対する愛情は少しも揺るぐことはない。澤村さんに、そして、くまもと阪神に満願成就の日がやってくるのは、そう遠いことではなさそうだ。
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