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★ 第21回 ★

『猛虎の服を背に、オーケストラで活躍するバイオリン奏者 鄭 英徳さんの巻』
虎の服を背に 鄭英徳さん
ご好評をいただいている「伝説のファンシリーズ・
トラキチ黄金列伝」第21回を発行いたします。

トラキチ黄金列伝は毎回熱烈なタイガースファンの方々にご登場いただき、阪神タイガースへの熱き想いを語っていただくコーナーです。

写真 : 虎の服を背に 鄭英徳さん



 「阪神タイガースと、クラシック音楽」というと、一般の阪神タイガース・ファンであれば、最もかけ離れた存在のように思うかも知れない。しかし、オーケストラでバイオリンを奏でるプロ奏者にも熱烈タイガース・ファンは居るのである。今回は、広島交響楽団猛虎会会長、鄭 英徳(ちょん よんど)さんをご紹介しよう。

2003年10月ロシア演奏ツアーにて 鄭英徳さん

 鄭さんは昭和37年(寅年)丹波篠山の生まれ。その後、大阪と奈良で育ち、5歳の時にバイオリンを始める。物心ついたときには阪神タイガース・ファンになっており、子供の頃から甲子園球場にも出入りした。特に高校時代は、カークランド、村山、江夏らに憧れ、熱烈ファンとして成長してゆく。卒業後、関西フィルハーモニー管弦楽団のバイオリン奏者となり、1991年に「広響」として名高い広島交響楽団に入り、約70名の楽団員とともに年間120日にものぼるハードな演奏活動を続けている。1996年からは、モダン・タンゴ五重奏団にも参加、広島市内を中心にライブ活動を展開と、多岐に渡る多忙な日々を過ごしている。


関西を去って、タイガースの試合を観る機会は減ったが、それでも広島市民球場でのゲームには、地元の広島ファンを圧倒する熱烈応援をくりひろげる。広島交響楽団に所属する6名のトラキチに呼びかけ、自ら「広島交響楽団猛虎会」を結成し、会長となり、広島の地から熱いエールを送り続けている。

 広響の活動は、国内ばかりではない。91年ウィーン・プラハ、97年フランスへ遠征し、2003年10月にはロシアでの演奏ツアーにも参加し、世界を股にかけた活躍をしている。ロシア演奏ツアーで困ったのは、18年ぶりに優勝した阪神タイガースの日本シリーズ試合を観ることが出来なくなってしまったことだ。試合結果が気になってしかたない鄭さんは、毎日のように広響猛虎会メンバーと日本に電話をして確かめたという。

ロシア・サンクトペテルブルグでの広島交響楽団

 鄭さんには長年温め続けている夢がある。それは、日本に23団体あるオーケストラの中から、阪神タイガース・ファンの奏者だけが集まってコンサートを開くこと。「六甲おろし」だけを弾くために集まるのではない。一流の音楽を「阪神タイガースが好きだ」という共通した思いのある人達が集まって演奏することができれば、きっと素晴らしいコンサートになるだろうと、心から信じている。それは、音楽もスポーツも、今の日本にはなくてはならない文化であると考えているからだ。文化が成熟すれば、きっと戦争のない平和な世の中が実現できると、鄭さんは確信する。

タイガース日本一達成の悲願とともに、鄭さんの夢も実現することを願ってやまない。

2004.8.2

トラキチネット アパレルでは今後も「伝説のファンシリーズ・トラキチ黄金列伝」で熱烈タイガース・ファンを紹介してまいります。
自薦・他薦を含め、掲載させていただく方を募集します。皆様のご紹介を心よりお待ちしています。
以下のアドレス info@torakichinet.com までお送りください。

−−− では次回もお楽しみに! −−−

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